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アンティグアだらだら滞在記

10.8.2001 - monday

10時半に起床。
のどが痛い、関節も痛む、だるい。

ついでにゲーリーだったりして、
これはついに生野菜の逆襲か?
いやー。いやいやいやー。

が、だるいといっても、出勤するわけでなし、
気持ちは旅先のお気楽モードなので、
いつも通り、顔を洗って外出する。

気にいってしまった「Ground Zero」で
本日のスープとコーヒーを注文。Q25。
原料不明のスープセット
さあ、とナプキンに包まれたスプーンを
取りだそうとしたら、あら、ないわ。
ナイフとフォークのセット。あらあら。

これでスープを飲む、というか、食べるのが
習慣なのだろうか・・・としばし悩んでいたら、
「まちがえたまちがえた」とウェイトレスのおばさんが
あたふた走ってきて、スプーン入りのセットに替えてくれた。

本日のスペシャル用のセットとまちがえたんですーと
いいわけかましつつ、照れくさそうに笑うので、
つられて、わたしもでへへと笑う。

言葉がわからないので、聞かなかったのだけど、
さて、これはなんのスープであろうか。豆かしら。
病みかけの身体に、しみじみうまいのだった。

コーヒーにミルクを入れるとき、ぽちゃんと跳ねて、
ミルクのしずくが手にかかり、そういえば、
喫茶店でバイトをしてたとき、おばさんたちがよく
コーヒーフレッシュの残り数滴を、手にすり込んで
いたなあ・・・としょもないことを思いだす。

レストランをでて、インターネット屋へ。
コンチネンタル航空のWPで、明日のフライトをチェック。

戦争がはじまったからには・・・とおそるおそる
のぞいたのだけど、乗り継ぎも含め、2便とも
「On Schedule」であった。やったー。よかった!

変わりゃせんのに、しつこく2〜3回重ねて
チェックしてから、よっしゃよっしゃと店をでる。

と、おのれの掲示板をチェックするのを忘れたことに
気がつき、戻ろうかと思ったけども、面倒なので
(スミマセン>書き込んでくれた方)そのまま銀行へ。

まあ、足りるだろうとは思ったものの、
念のため、20ドルをケッツァールに両替。

両替した銀行をでると、目の前が中央公園で、
そういや地球の歩き方に、ここの噴水は
女性のおっぱいから水がでてる、と書いてあったのを
思いだし、噴水のとこまでいってみる。
中央公園チチ噴水
わー。でてるでてる。
しょんべん小僧ならぬ、乳おんな?
なにかいわれがあるのだろうか。

公園を突っ切って、旅行代理店へいき、
明日の空港シャトルを予約する。10ドル。

暑いので、とりあえずホテルに帰るべえ、と
歩きだしたところで、やめときゃいいのに
チビ市場をのぞいてしまい。
陽にあせた商品たち
もんもんと悩んだあげく、魚型小物入れを購入。
これがまたかさばるのなんのって。ああ・・・

まあ、じゅうたんに包んで持ち帰れるであろうと
コーヒースタンドで、ラテを買って帰る。

が、部屋は、たったいま掃除したばかりらしく、
強烈な洗剤のにおいが蔓延しているので、
においが消えるまで、廊下すみっこにある
テーブルに陣取って、本をば読む。
ホテルの角テーブル
やがて、マリアおばちゃんがやってきて、
デジカメで撮ってくれないかというので
もちもちとうなずく。

「ちょっと待っててー」というので、
なにをしてるのかと思ったら、服を着替え、
時計をはめ、髪をすいたりしておった。

あのう、このカメラ、そんなに気合い入れて
撮るほどのいい画像が望めないのですが・・・

いいのだいいのだというので、即席撮影会。
いきなり気取った顔つきになるマリアおばさん。
笑った顔のほうがいいのになー。笑えー笑えー。
ホセにいさんも呼んで、いっしょに撮る。

そのうちフレンチおじさんも通りがかったので、
いっしょに撮るべーとシャッターを押しまくる。

「そのデジカメはメモリスティックか?」と
フレンチおじさんが問い、なんていうのか知らないけど、
内蔵のメモリだけだ、と答えたら、ふーんといったあと、
ミュージカル「キャッツ」でおなじみの
「メモリー」をこれまたでっかい声で唄いだす。
わしの父親並みのおやじギャクやんけ。

思わず笑ってしまった不覚なわたしに対し、
きょとんとしているホセにいさんとマリアおばちゃん。
ハズしてしまったことに気がつくも「メエェ〜モリイィ〜〜〜!」
ことさら声を張り上げるフレンチおやじ。

結局、みんなが笑うまで唄い続けたという
執念のおやじギャクであった。

そのあとちょっとだべって、こないだ
ホセにいさんが洗っていた大型バイクは
このフレンチおじさん所有ということが判明。

なかなか立派なビデオカメラを2台も持ってて
「ぼくは家電オタクなのだ」ひひひと笑い、
そこでいきなり、マリアおばちゃんが
「あーっ!」と悲鳴をあげたので、
聞きそびれてしまったけど、フレンチおじさん、
いったいなにをしてる人なのだろうか。

で、マリアおばちゃんが叫んだのは、
写真を撮るときに「イヤリングをつけ忘れた」からで
それならもういちど撮ろうよーといったのだけど、
いいのいいの、ともじもじ辞退するのだった。

にしても、旅行にデジカメはいいかもしれない。
撮ってすぐ見れるというのは、やはり大きな利点で、
言葉をおぎなうコミュニケーションツールとして
大活躍しておる。持ってきてよかった。
マリアとわし
マリアおばちゃんとわたし。
ヘラヘラしすぎとるですな>わし

部屋へ戻るも、まだ洗剤のにおいがするし、
そっちのほうが気持ちがいいので、ふたたび
角テーブルに陣取って、黙々と読書。

2時間くらいしてから部屋に戻る。
いい風が入ってくるので、窓をあけっぱなしにして、
しばらく昼寝をする。ぐーたらすぎる。

目を覚まして、ぼーっとしてたら、
マリアおばちゃんが窓からひょいと顔をだし、
「明日いってしまうのだろう」と寂しそうにいう。
わーん。泣かせるんじゃないよー。

スペイン語会話集をバババッとめくりまくり、
「来年、きっと、また会いにきます」と
よたよたのスペイン語で伝える。

そこへホセにいさんが通りがかり、
話しているうちに、ふと思いついたわたしは
「うちに007のスペイン語版があるけど、
もし見るのなら、帰ってから送る」といってみる。

が、しかし、ホセにいさんは
「007」を知らないのだった。ありゃあ。
意外と知名度低いのぅ、ハリウッド。

普通の会話ではまず使わないので、あたりまえだけど
「スパイ」「シークレット・エージェント」という
単語も通じず、決死の思いで真似をした決めゼリフ、
「あなた、いったいだれなの?!」
「ボンド、わたしのなまえはジェームス・ボンド」
にも、申し訳なさそうに、首をかしげている。

「英語・スペイン語の辞書は持ってる?」と
聞くと、ぱっと顔を輝かせ「あるある!」と
廊下を駆けていくサザエさん、ではなく、ホセにいさん。

「Spy」を調べて「わかったわかったー!」と
うれしそうにうなずく姿を見て、こんな純朴な青年に
あんな激しい映画を見せていいのだろうか、と悩み、
「けっこう暴力的な映画だけど」といってみるも
「見てみたい」というので、ビデオ郵送を約束する。

その後、そういえばこれが聞きたかったのだ、と思いだし、
うちのネコどもの写真を見せびらかしながら
「アンティグアには、ネコがいないのか?」と訊ねる。
「いません!」ときっぱり断言するホセにいさん。
ええー? ほんとに?

聞いときながら疑うわたしだけども、
たしかにネコの姿はいちども見ないし、
「ニャー」のニの字も聞こえてこない。

犬は番犬になるけど、ネコは貴重な食料をかすめたり、
茶碗をひっくり返して割るだけだろうから、
この街では歓迎されない生き物なのかもしれぬ。
もし飼われているとしても、室内飼いなのかもなあ。

夕食はまたもや日本食レストランへ。
春巻定食(ごはん、味噌汁、サラダ付)+冷ウーロン茶。
ぜんぶ食べたけど、ふしぎな味の春巻であった。Q50。

帰り道、観光馬車用の馬がごはんを食べていた。
アンティグア風の鞍がかばいい。
はたらく馬
この観光馬車、事前にガイドブックで読んだときは
のってみようかなーと思っていたのだけど、
ガタガタ走っている現物を見て、これは
わたしの軟弱なお尻では耐えられんだろうと断念。

ホテルに帰り、さて、と覚悟して荷物整理を。

予想通り、どう詰め直しても、パンパンになるバッグ。
いやーん。はち切れそう。NYまで持つかしらん。

このバッグは、今回の旅行に備えて買ったので、
くそお、もっと大きなのを買えばよかったーと
後悔するも、もしそうしていたら、もっと大量に買って、
持てなくなるほどの重さになっていたにちがいない。
そうだそうだ。これでよかったのだ。うむうむ。

入らんというのに、衝動買いしてしまった魚小物入れは、
強引にリュックに入れ、こちらもパンパカパンになった。
毛布はランドリーバッグに入れて、手で持つことに。

ためしにぜんぶをかついでみる。
ぐぅ・・・重いじゃないか・・・

しかし、シャトルバスはホテルの前まできてくれるし、
NYの空港から家までは、タクシーにのればいいし。
バッグが弾けないかぎり、持っていけるであろうと
ひとりうなずく買い物好きな日本人であった。

のどはまだ痛いものの、悪寒とゲーリーは去り、
これでフライトもおっけーであろうと安心する。

明日のこの時間は、もう自宅にいるのだなあと思うと、
ネコどもに会うのが待ち遠しいのとおなじくらい、
このホテルを去るのがさびしいような。

ネコ連れで旅ができたらいいのになあ・・・と
しみじみ思う夜であった。

【番外編】
M氏による留守番にゃんこレポート(17:00)
ねこさま にごくん さぶちゃん
ごきげん
食欲
うんこ なし
備考 ねこさまのネコ草はすっかり
かれてしまいました。
明日はご主人様のお帰りです。
いっぱいかわいがって下さい。