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5.26.2002 - sunday いざゆかん、夢のビーチリゾート・カンクンへ!!! とひとり気勢をあげるも、またもや早朝出発なので意識モーロー。 ほぼ徹夜状態で、5時ちょっと前にフラフラと自宅を出発。 タクシーは捕まるのかちら・・・すぐ捕まった。よしよし。 「ニューアーク空港までなんですけどー」といったら メーター+トール(橋やトンネルの通行料)+10ドル+チップだけどいい? といわれる。トールやチップはわかるが、10ドルはなんだ? まあ、帰り道にお客はんが拾えなかったときの保険であろう・・・ などとぽやぽや考え、それでいいですとタクシーに乗り込む。 道路はスカスカかと思いきや、けっこう車が走っていた。 でも、渋滞するというほどではないので、30分くらいで到着。 ちょいと並んで辿り着いたチェックインカウンターのおねいさん、 アメリカ人だと思うのだけど、のけぞるほど愛想がよかった。 いやあ、気分がいいなあ。やるではないかコンチネンタル。 そのへんをブラブラしてから、ゲート前で本を読んだり、 うつらうつらしたりして、ハッと気がつけば機上の人に。 このあたり、いつも通りほとんど記憶がない。 機内食は・・・シリアルとバナナだったような。 もうすぐカンクンですよぅ、というところで、 となりのおじさん経由で入国カードをもらったのだけど、 これがぜんぶスペイン語で書いてあったりして。げ。 無駄に目をこらし、勘で書いてみるものの、やはり不安。 到着後、ツアーの手配や両親の出迎えなどで忙しいのだからして、 税関別室にご案内される危険は避けなければならぬ。 となりのおじさんはスペイン語の人らしいので、教えてもらう。 ここはこうでーここはこうでーハハハ、と和気あいあいと 記入を続け、ふたりともほぼ終了しようかというときになって 「あああっ!」と叫ぶおじさん。 どうしたのですか、と訊ねたら、雑巾でもくわえたような なさけない顔になって「用紙をまちがえてしまいました」 などとぬかしおる。なに? わたしたちが記入したのは メキシコ人用の書類だったらしい。ぐおー。 新しく外人さん用の入国カードをもらって #こっちはちゃんと英語も併記してあった。 シコシコセカセカと書き込むおじさんとわたし。 こんなことで無事入国できるのだろうか・・・ メキシコの税関は「英語がまったく通じない」と 聞いていたので、早くも不安になるわたし。 しかし、飛行機到着後、スペイン語会話集をにぎりしめて 挑んだ税関、おじさんの第一声は「コンニチワー」であった。 英語どころか日本語だ。ステキすぎる。カンクンバンザーイ。 これは出国のときに必要だから、ぜったいになくさないでね、 その他モロモロもすべて英語であった。よーしよしよし。 さっさとスペイン語会話集をしまうわたし。よかった。 「サヨナラー」「アリガトー」で税関をあとにする。 機内預けの荷物を受け取り、税関申告書を渡したあとで、 「このボタンを押せ」といわれる。ボタンの上には赤と青のランプ。 手押しの信号機そのもの。わけわからないながらも、素直に押す。 青のランプがつき、シッシッとばかりに出口へ追い払われる。 荷物の検査はいいのですか、と身ぶりでたずねたら いらないいらない、と首をぶんぶんふる係員おばさん。 しかし、じっさい荷物をあけられている人もいるからして、 もしかしてあの信号機のボタンで赤がついたら荷物検査、 というロシアンルーレット方式になっているのかも。 さすがメキシコというか、やはりメキシコというべきか・・・ もうメキシコに入国できちゃったのか、と拍子抜けしつつ 人々のお尻につっくついて、ゾロゾロと外へでてみれば、 ガンガンに照りつける太陽にくらむヒマもなく、 たちまち客引きのおじさんたちに囲まれる。 タクシー? タクシー? タクシー? いや、あのう、すみません、あたちは両替が、 それよりもまずタバコを一本吸いたいの・・・ などという余裕はなさそうなので、値段を聞いてみる。 カンクン・ホテルゾーンまでのシャトルがひとり9ドル、 タクシーだと40ドル。40ドル? アメリカドルで? 高すぎるじゃないのよー。ぶつぶつ。シャトルに決定。 運よく最後のひとりだったので、乗り込むと同時に シャトルは出発し、ガタガタと1時間くらいでホテル到着。 ネットで予約したので、ほとんど知識がなかったのだけど えらく立派なホテルであった。げ。緊張するなあ。
このとき1時だったか、2時だったか、そのくらいで、 しかし、チェックインは4時からと書いてある。 どこで時間をつぶしたものかなー荷物じゃまだなーと思いつつ、 試しにフロントで聞いてみたら、もう部屋はできているので チェックインできますよ、とのお答え。よっしゃ。 いやー助かっちゃった、とにへらにへらしてたら、 おや、という感じで、わたしが記入したカードを 凝視するフロントにいさん。な、なにか不備でも? 「こちらは、あなたの名字ですよね?」 「は。そうです、名字です(どきどき)」 「発音は、テラモト、でいいのですか?」 「いいです。テラモトです」 「スペイン語でどういう意味かご存じ?」 「いえ。どんな意味ですか?(わくわく)」 これはですねー、とにったり笑ったにいさんがいうには、 「terremoto」で「地震」という意味だそうな。 恐怖の巻舌になるものの、耳にはほぼ「テラモト」と聞こえる。 わー。うちって地震一家だったんだ。おもしろーい。 はしゃぐわたし。満足そうにうなずくにいさん。 ポーターにいさんに率いられて、部屋へむかう。 あっちの角を曲がり、こっちに入り、また曲がり、 エレベーターでのぼって、まだ曲がって・・・ 広い。広すぎる。ホテルから脱出できるのだろうか。 どちらからですか、カンクンははじめてですか、と とても愛想のよい(しかもハンサムな)ポーターにいさん、 廊下の途中で立ちどまり、階下のチビジャングルを指さして、 「ご覧ください。あそこにもマヤ遺跡がございます!」 おお、こんなとこにもあるんだ。どこどこ? 目をこらして見ても、それらしきものはナイ。 「あれですよ、ほら、あれあれ・・・」 よおく見ると、ジャングルに埋もれて大きな石がゴロゴロと。 「あれですか?」 「そおです! あれもマヤ遺跡なんです!」 うーむ。工事現場に見えるがなあ。 マヤ遺跡マヤ遺跡と唱えながら部屋に入る。 と、これがびっくり。すんばらすい部屋。 ベッドルーム、居間、フル装備のキッチン、バスルーム、 バルコニー、ぜんぶ広々としてて、とてもキレイ。 これで1晩180ドルだったらお得かもしれない。 じわじわと感動してたら、ポーターにいさんが 「こちらはあなたのために!」などとぬかしながら、 ジャーン、という感じで、カーテンをひく。 ![]() カリブ海が真正面。きゃーーーステキィーーー!!! 毎回同じ演出で、女性客をきゃーきゃーいわせているのであろう、 ステキでしょ、と自慢げに微笑むにいさんであった。 さて、無事チェックインできたはいいけど、 これからやることがてんこ盛りだったりする。 しかし、まずは腹ごなしをば。 部屋に荷物をぶちまけたあと、 ホテルのプールサイドにあるレストランへ。 メニューを開けて、しばし固まる。 ハム&チーズのサンドイッチ、ハンバーガーデラックス、 ミートボールスパゲティ、エトセトラエトセトラ。 アメリカ人に占領されているというのは聞いていたけど、 ひとつくらい、メキシコ風の料理を入れたらどうなのだ? 悩んでいたら、ウエイターのにいさんがやってきて、 本日のサンドイッチセットはいかがですか! スープもドリンクもついててお得でえす! とやけに力強く薦めるので、それに決定。 サンドイッチといっしょに、巨大ケチャップもやってくる。 ここはメキシコ、そう、だれがなんといおうとメキシコ・・・ つぶやきつつ、のんびり昼食を平らげたあと、旅行代理店へいき、 母親用に予約した「イルカと遊ぶプログラム」の支払いをば。 代理店のにいさんが「このプログラムは妊婦の方はだめなんですよ。 妊娠されてませんよね?」というので、ぜったいにそれはありません、 なぜならばこれに参加するのは、わたしのおかーさんだからでえす、 と答えたら、にいさんバカ受け。おのれ、失敬であろう。 しかし、わたしも笑う。ごめんよ、おかーしゃん。 両親のさらなる思いつきリクエストに備えて、 どんなツアーがあるのか、にいさんにたずねる。 パラグライダーから、ジェットボートのジャングルツアー、 魚釣りツアー、潜水スクーターなどなど。なんでもあるなあ。 予約するときはよろしくですーと旅行代理店をでる。 お次はスーパーマーケットへ。 コーヒー豆、シャンプーなどを購入。 部屋に帰る途中、ホテルのビジネスセンターなる場所で 「INTERNET」の文字を発見。ほー。できるんだ。らっきー。 さっそく入って、受け付けのにいさんに声をかけてみる。 「ネットしたいんですけどー。空いてます?」 「ハイッ! もちろんですっ!」 新入社員なのか、やたらシャキシャキしたにいさん、 シャキッと立って「どうぞ。こちらです」と シャキシャキ案内しはじめたはいいけど、 途中でいきなり足が鈍る。どうした? なんと、ネットコーナーは日曜やすみなんだそうな。 ごめんなさい、とお気の毒なくらいしょげかえるにいさん。 いや、なにもそこまでネットしたいわけでは・・・ 「明日はほんとにやってますので、ぜひどうぞ」 「はい。じゃ、明日きます」 といって別れたわたしであったが、それ以後 ネットにふれるヒマもないとは想像もせなんだ。 慣れない親連れ旅行は忙しい・・・しみじみ。 部屋に戻って、留守番メッセージを聞いたり、 他の旅行代理店に電話したり、バタバタやっているうちに 両親の到着時間が迫ってきたので、また外出。ぜえぜえ。 タクシーを呼んでもらって、空港までの値段を聞いたら チップ込みで17ドルぽっきりだという。なんと・・・ じゃあ、空港からの40ドルてなによー。きいーーー。 まあええわい、とタクシーに乗り込んだら これが陽気なおじいちゃん運転手で、しゃべるしゃべる。 しゃべるのはいいけども、しゃべるときに後ろをむく。 ということは、ほとんど後ろをむいているのであって。 「どこからきたのー?」 「日本です。ハポンハポン。あっ、前みて前!」 「日本ねー。遠いでしょう、アッハッハ!」 「遠いですよう。おじさん、前!」 「平気よ、アッハッハー、どのくらいかかるかねえ?」 「日本から? ええっと・・・」 緊張のあまり、ロクに計算もできないわたくし。 いまにも道をはずれそう、ではなく、ガンガンはずれているのだ。 平地なので、多少はずれてもだいじょうぶなのだろうけど、 アクセルべた踏み状態、時速130km越えていたりので、 小石を踏んだだけで、びっくりするほど車体が跳ねあがる。 「えとえと、家からだと、1日くらいかかるかなあ」 「そうだよねえ。遠い遠い! アッハッハ!」 「ハハハ・・・(うえーん)」 「日本ていったら、ほら、韓国のとなりだろ!」 「やだなあ! それは中国! 日本は島国!」 こづくついでに、おじさんの肩をぐいぐい押して なんとか前をむかそうとするわたくし。 しかし、すぐに顔がくるっとこっちをむく。 バネじかけじゃないのか。ああ、神さま。 なんとか無事に空港到着。へなへな。 いきは1時間かかったのに、なんと20分で着いた。 というわけで、両親到着まで時間があまってしまう。 こんなことなら本を持ってこればよかったー。くそお。 ヒマにまかせて、空港からホテルまでのタクシーの値段を聞きまくる。 が、5人くらいに聞いたのだけど、みな「40ドル」というのだった。 どうも決まってるみたいだなあ。でも、ちょっと高いよなあ。 ぶつくさいいつつ、ロビーの椅子に座って、うつらうつらする。 約1時間後、両親のフライトが到着。 到着ゲートで網を張っていたら、日本人のアベックさんが 4〜5組でてきて、現地の日本人係員さんがお世話していた。 20代らしき若いカップルばっかり。しかも名字が違う。 そうかあ、最近の若いコたちは、こんなとこまで 婚前旅行にこれてしまうのだなあ・・・妙に感動するおばさん。 わたしの時代は「カンクン」という選択はなかったよなあ。 海外といったら、せいぜいグアムあたりだったかしら・・・ などと、若いコに見とれている場合ではない。 うちのジジババはなにをしとるんだ、なにを。 ソワソワしてたら、最後のほうにでてきた。 ああ、会えたー。第一の難問突破。ほっ。 こんどは歩く金庫といっしょなので、タクシーに乗る。 シャトルバス1台貸しきりなのだ。いいねえ。 ホテルに着いたのが、夕方の6時頃だっただろうか、 荷物を部屋にぶちまけておいて、夕食にでかける。 3人ともどこへいったらいいのかわからないので、 とりあえずガイドブックに「夜もにぎやか」と書いてある カンクン岬のほうへいってみる。タクシーで8ドル。 そして、なぜか「フォレスト・カフェ」を選ぶ。 ああ、昼もアメリカンだったのに・・・くくく。 サファリルックの店員さん、水槽に熱帯魚、ニセ鳥が羽ばたき、 エセ猿がうごめくウソジャングルの中でパスタなど。 ときおり雷雨の音が流れるのだけど、雷がいきなりくるもんで、 ちびこい子どもさんの中には、びっくりして泣きだしてしまうコも。 雷が鳴るたびに店内を見まわし「わ、泣いた」「あそこも泣いとる」 泣き虫を発見してはほくそ笑む性悪家族であった。 食後、おかさまが「アイスが食べたい」というので ハーゲンダッツでアイスクリームを購入。 やけに高かった。7ドルくらいじゃなかったかな? ベンチに座って、うだうだ話しているうちに 夜もふけてきたので、タクシーでホテルへ。 フロントを通ったときに、わたし用のソファベッドを 作ってもらうように頼んだら「もうできてます」という返事。 「あとはひっぱりだすだけですよー」というので、部屋に戻って、 ひっぱりだしてみたら、はだかのマットレスがびよよんとでてきた。 おのれ、ぜんぜんできとらんやんけ・・・ いまさら呼ぶのも面倒なので、自分でシーツを敷く。 まるで家にいるようじゃないか。うっうっ。パタパタ。できた。 シャワーを浴びて、バルコニーでうだうだする。 野球の話をはじめるも、だれも聞いてくれないので、 復讐のつもりか、地球の歩き方を読みあげるおとさま。 いまさらチチェン・イツァの勉強をしなくても 明日ガイドさんが詳しく説明してくれるものを・・・ 昼間は殺人的に暑かったけども、夜は潮を含みつつも わりと爽やかな風が吹いて、なかなかよい感じ。 お互い朝が早かったので、早々に就寝。ぐー。 <<< PREV NEXT >>> |