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カンクン&トゥルム滞在記

5.28.2002 - tuesday

本日は予定なし、ホテルでごろごろデー。
ビキニではない水着(強調)に着替えて、ビーチへ。
途中、プールサイドでビーチタオルを借りる。
ビーチなのだ
おお、カリブ海・・・

部屋から見てたときはそう思わなかったのだけど、
じっさい目のまえまでくると、けっこう波がきつい。
まっしろな砂浜には、ぽつんぽつんと旗が立っていて、
  • 青:波穏やか。じゃんじゃん泳ぎましょう!
  • 黄:少々波高し。泳ぐにはちょっとつらい。
  • 赤:波高し。泳ぐのは無謀であろう。
という意味らしいのだけど、
 #違う看板では「赤:遊泳禁止」になっていた。
ざっと見わたす限り、ほとんど赤の旗。ぬー。
ビーチの赤ふん
ビーチチェアというのだったっけ、あのイスもガラガラ。
カリブ海を目のまえに・・・ええい、意地でも泳いだるわい!!!

黄色の旗のところまでいって、ざぶざぶと海に入る。
遠浅かと思ってたら、いきなりがぼっと深くなってて
あたふたモガモガやってるうちに波をかぶる。おげっ。

カメラをかまえたおとさまが「どうや?」と聞くので
「ここねえ、いきなし深く・・・」なっている、と
みなまでいわないうちに、またもや波をかぶる。
がぼがぼ。おげーっ。げふげふっ。ぺっぺっぺっ。

これは「波がきつい」というていどのものではななく、
「荒れている」といってもいいのではないか?

だって「波をかぶる」と書いているけど、
じっさいは「波に殴られる」のほうが近いのだ。
13才くらいの子どもさんに、うしろから思いきり
飛びゲリを食らった衝撃にひとしいのではないだろうか。

どっかーんとあたまがブレて、しばらくコントロール不能。
子どもさんなんか、あっという間に波にさらわれそうだ。
沖のほうへでてしまえば、もうちょい穏やかそうだけど、
黄色でこれなら、赤の旗のところはいったい・・・
みんながプールで遊んでいるわけがやっとわかった。

といいつつ、しつこく泳ぐわたし。
「泳ぐ」というより「溺れかけている」に近いのだが、
カンクンにきて、遺跡にほとんど興味のないわたしから
海を取ったらなにが残るというのだっ! だんだん!

ざっぱーん。アッハッハ! がぼがぼ!
ざっぱーん。ああ、楽しい楽しい!!!
ざっぱーん。カリブ海だキレイだねえ!!!

必死でおのれにいいきかせるも、あまり楽しくなかった。
というより、非常に体力を消耗した。
透明度の高さを誇るカリブ海に浸かっていたのに、
暴力的な波と白い泡しか記憶にないところがせつない。

というわけで、海中で遊ぶことはあきらめて、
ビーチチェアでごろごろする。あー疲れた疲れた。
しかし、わたしにはウエイトレスの任務もある。
おとさま、おかさま、なにかお飲物は?(もみ手)

両親の注文をとって、さて、わたしはなににしよう。
Smoothieがいいなあ。バナナとパイナップルなんてー。

えらそーに浜辺バー担当のにいさんを呼んで注文してみる。
Smoothieなんて聞いたことないです、といわれる。だあ。
アメリカ人たくさんだから、あると思ったんだけどなあ。
じつはニューヨークにしか存在しない飲物だとか、
地域で名称が違うとかあるのだろうか?

どういった飲物でしょうか、とにこやかに問い返され、
言葉に詰まるわたし。Smoothieのレシピ? はて・・・
いままで考えたこともなかったけど、クラッシュアイスと
ジュースとフルーツをジューサーでとことん混ぜれば、
あんなようなものができあがるのではないか?

と伝えると、にいさんは「ああ、わかりました!」と
意気揚々と去っていき、みごとそれらしき飲物を持ってきた。
そして「これは“ルンバ”というのです!」という。へえ。
とてもおいしかった。ありがとうにいさん!

しかし、このあと、いろんな場所で「ルンバ!」と
いってみたけど、ひとつも通じなかったというオチがつく。
聞きまちがえたか、ホテルのオリジナルドリンクなのか、
わたしの発音がわるいのか・・・いいんだ。いじいじ。

そのうち眠りこけてしまい、おとさまに起こされて
ホテル内のレストランで昼食をば。
昼食のあとは、プールで遊ぶ。

ひと泳ぎして、はしっこでボケーッとしてたら
むこうから、おかあさんと赤ちゃん坊やがぷかぷかと。
もちろん、おかあさんがだっこしているのだけど、
おかあさんも美人なら、赤ちゃんもとてもめんこい。

おかあさんが手をとって「ハーイ!」とふりふりするのだけど、
坊やはぽやぽやとうれしそうに笑うのみ。かばいいなあ。
先週1才になったばかりだそうで、今回のカンクン旅行は
「お誕生日休暇なのよねー」とおかあさん。

ばいばーい、とやったあと、しばらくしておとうさん登場。
おかあさんと坊やからして、トム・クルーズ風おとうさんを
想像していたのだけど、大きくて、まんまるいという
巨大アンパンマンのような人でのけぞった。
デパート屋上のなんとかショーで、そのまま稼げそうだ。

このあと、なにをやっていたか記憶にないのだけど、
おおかたはプールサイドで寝ておったのであろう。
おかさまとだべっているときに、ネコ発見。おっ。

ちょっと離れたイスの上で、とぐろを巻いている。
カメラを持ってくるから、逃がさないように、と
おかさまに頼んで、ドドドと部屋へ駆けあがる。

デジカメを手に戻ってみれば、イスの上にいない。
ちっ、逃げたか・・・と思いきや、
おかさまと遊んでおった。うひゃー。
じゃれるコニャンコ
まだまだ子猫だなあ。生後半年くらい?
なにをしても、じゃれてじゃれてじゃれまくる。

おかさまが「おいで」といったら、すぐに寄ってきたそうで、
これだけ人なつこかったら、みんなにかわいがってもらえるのであろう、
ガリガリに痩せているわけでもないし、毛並みもわるくない。
ついたくさん撮ってしまった
また目が腫れそうだというので、エリカラつきのまま、
ほったらかしてきたさぶのラッパ顔を思いだし、
いまごろあやつらはなにをしているのであろうか、と
しばしネコシックに浸る。会いたい・・・うるるる。
コニャンとお嬢ちゃん
呼ばれれば、プールぎりぎりでも出張する愛想よし。
呼んだお嬢ちゃんは大喜び、やがて弟らしいぼっちゃん、
おとうさんと集まってきて、家族で子猫を愛でるの図。

なかなかいい光景ではないか、とながめていたら、
「ピッ!」と水をかけるいたずらおとうさん。
とーぜん子猫は逃げてしまい、子どもふたりから
「ダディ!!!」と金切り声で叱られておった。

夜はどこでなにを食べたのか覚えていないのだけど、
 #3日目からメモをとっていないのだった
今日1日で、おとさまが一気に焼けた記憶が。
というより、焼きすぎで、上半身まっかっか。

火ぶくれになって、夜中に熱をだすのではないか?
心配しつつも、いや、まさしくユデダコのような。
こんなもので間に合うのだろうかといぶかりつつも、
シーブリーズを差しだしてみる。

夜は恒例のバルコニーだべり。
おとさまはニューヨークでの大リーグ観戦が
よほど楽しみなのか、とにかく野球の話が多い。
特にイチローの話には、力こぶ入りまくりであった。
ふーむ。そんなにすごい選手とは知らなんだ。

さて、そろそろ寝ましょうかね、というころになって、
なにげに階下をながめていたおとさまが「あれっ」と叫ぶ。

「あそこ、なんかプールに浮いとるで」
「なんだろねー」←気のない返事
「おいっ! あれ昼間のネコちゃんとちがうかっ!?」

ネコ・・・げえええっっっ!!!
いっせいに身をのりだすわたしとおかさま。
たしかに白っぽいものが浮いている。どうしよう。
駆けおりたが早いか、フロントに電話したが早いか・・・

事情を話すより、おりたほうが早いだろうなと
考える間にもじっと目をこらす。ひたすら目をこらす。
しつこく目を・・・こらすと、白い物体が角ばってきた。

「・・・ネコじゃないんじゃない?」
「そうか?」
「なんか四角いよ」
「・・・ほんまや。四角いな」

なんだかわからないけども、生き物ではない、
ということが判明して、ホッと一息つく3人。
1ヶ月ほど寿命が縮まったかもしれん・・・

その後、ジジババはすぐに撃沈、イビキをBGMに
わたしはだらだらと本を読んで、午前2時すぎに就寝。


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